あなたが劣等感に苦しめられているのであれば、幼い頃から競争する環境に育ってきたからかもしれません。
日本は世界的には平和な環境であると思いますが、かなりの競争社会であると感じています。
競争することは決して悪いとは思っていません。
競争することは面白いこともありますし、競争があることで負けじと自らの力を伸ばそうと努力し力を手にすることができます。
しかし、そんな競争の中で生まれてくる劣等感は扱い方を間違えると、自らを陥れることとなってしまう怖さを孕んでいると感じています。
そう感じるのは、私が過去に劣等感に支配され、自らを陥れてしまった経験からです。
劣等感については様々な解釈はありますが、もし、劣等感に支配され苦しい状態にあるのであれば、続きをお読みください。
目次
劣等感とは
劣等感とは、自分が他人よりも劣っていると感じることです。
至ってシンプルで、そのままの意味ですよね。
先ほど私が「劣等感については様々な解釈がありますが…」と書いた通り、劣等感は人によって解釈が若干違うものです。
ある人は「成長するためのエネルギー(原動力)」という人もいるでしょう。
また、ある人は「能力のない自分が憎くて仕方がない」という人もいます。
また、ある人は「対象の相手が憎くて仕方がない」という人もいるでしょう。
あなたはどれでしょうか?
もし、下2つの感情を持っていて、かなり強くなっているのであれば、その感情は捨てた方が良いでしょう。
自分を憎む劣等感・相手を憎む劣等感の怖さ
この2つの劣等感の怖いところは自分をダメにしてしまう怖さです。
出来ない自分を憎み過ぎて、これでもかって位に自分自身を精神的に追い詰めてしまいます。
結果的に何に対しても自信を持つことが出来ずに過ごすことになり、行き過ぎると鬱病になってしまう可能性もあります。
また、相手を憎む劣等感は、自らの力を伸ばすことはせずに相手を(ズルで)蹴落とすことしか考えられなくなります。
狡猾さばかりが際立ってしまい、自分をダメにするだけではなく誰かを傷つける形となってしまいます。
「それも1つの生き方」と言ってしまえばそれまでですが、あまり褒められた感じではありませんよね。
自分にとってマイナスとなる劣等感から抜け出す方法
私は先ほど書いた2つの感情を持っていました。
今になって思えば「なんて馬鹿なことをしていたんだろう」と後悔をしています。
今は自分自身を必要以上に責めませんし、誰かを陥れようなんて思いもしません。
私がこのマイナスの劣等感から抜け出したのは、“物事に対してただ冷静になった”という他ありません。
宗教染みている様で変な風に聞こえるかもしれませんが、自分は何かを崇拝しているわけではありません。
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こうなるまでの過程としては感情の紆余曲折ありましたが、その部分は要点だけまとめてお伝えします。
競争をする必要はない
全てにおいて競争は必要ありません。
これまで事あるごとに競争してきたと思いますが、そんなことする必要はありません。
競争には「自ら望んでする競争」と「強制的な競争」の2通りの競争があります。
例えば、趣味で順位を競う場合はどうでしょう。
大会で勝つことを目的としているならば、楽しいのではないでしょうか。
一方、会社などで強制的に競わされている場合は楽しいとは感じませんよね。
強制的に競わされる環境では辛いことばかりだと思います。
だから、強制的に競わされる環境であっても競わない様、心掛けるようにしましょう。
「競わない」と聞くとただ逃げの選択をするように感じると思いますが、自分にとってプラスになるような考え方と行動に切り替えるだけです。
その考え方と行動は以下の通りです。
- 他人の成績をあまり見ない(気にしない)
- 成績優秀者はどのようにしているかを観察
- 自分の長所を活かす(長所を理解する)
- 成果が出るまで試行錯誤し続ける(やってきたことはメモなどにまとめる)
- 長期的な目線で構えておく
成績だけを気にすると、その結果だけに目が行き、劣等感に陥りやすくなってしまいます。
また、内容を見なければ改善はできませんし、何がどう効果的なのかを知るためには時間を要します。
つまり、他人との競争を辞めることで劣等感を抱きにくくなりますし、改善するために行動することで、他人の結果を気にする暇が無くなるのです。
結果的に、強制的な競争という環境から逃れ、かつ、自らの力を伸ばすことになります。
相手の意見を聞き、自分の意見も言う
物事を落ち着いてみるためには、他人の考え方に触れる機会が必要です。
なぜなら、沢山の考え方を知ることで物事に対する様々な視点を持つことが出来るからです。
ただし、聞くだけでは相手の考えを引き出すのは難しいでしょう。
一方的に話を聞くだけでは会話になりませんよね…
また、自分の考えをしっかりと相手に説明することは話す練習になります。
劣等感から抜け出すための参考になった本
今に至るまで様々な本を読んできましたが、自分が参考になった本は以下の2つです。
大ベストセラーとなった本ですので、一度は見聞きしたことはあると思います。
私自身も興味本位で買って読んでみたのですが、自分が見ている環境、これまで感じてきたことなどを振り返るきっかけを与えてくれた本でした。
もちろん、その先々にある物事に対しての捉え方も変わってくることになると思います。
まとめ:劣等感の支配から早く逃れるために
劣等感に支配されないためには「物事を冷静に見る」ことが大切であることをお伝えしました。
その物事を冷静に見るためには、いくつか試したり、吸収したりと訓練が必要ですが、これから自分が穏やかに過ごすことを考えれば、その努力はたやすいのではないでしょうか。
これまで劣等感に苦しめられていたと思いますが、その苦しみから解放される時が来たのだと思います。
私がここで伝えたことは、きっかけに過ぎません。
自分自身の考え方や行動をアップグレードし続け、自分自身で劣等感に打ち勝つ思考を確立していってください。
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