就活生
就活は、エントリーシート準備、面接の練習、試験など、やることが盛りだくさんで「早く終わりたい…」という気持ちが出てきてしまうのは仕方のないことです。
しかし、そんな気持ち負けてしまい「内定もらったし、ここでいいや!」という感じで決めてしまうのは後々、大きく後悔する可能性があります。
そのため上記のような悩みに対しての答えは「NO」です。
このページでは、企業研究の大切さについてお伝えします。
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目次
内定ゲット=就活終わりではない
就活のゴールは内定をもらうことではありますが、その先を考えたゴールでなければなりません。
就職後、給料をもらうために月に何百時間も働くことになると思います。
つまり、社会人になると月の大半以上を会社で過ごすことになるということです。
そうなることが予想できるなら、自分が働く会社を適当に決めるのが如何に危険なのか分かると思います。
【危険な理由】
- ブラック企業の可能性
- 求人情報とは違った仕事内容、労働環境
- ハラスメントが多い
- 給料が低い
ブラック企業の可能性
社会人経験がない学生などは標的にされやすく、知らないことをいいことに「これが社会の常識だ!」と言わんばかりに、残業代を支払わなかったり、無茶苦茶なことをやらせたりする企業もあります。
そういったことを常識と思いこませ働かせるスタイルを取っているのがブラック企業です。
「こいつは操りやすそうだ」と思ったら誰でも良いから雇おうとする企業もあったりするので、就職してしまう前にしっかりとその企業の情報を調べてから判断する必要があります。
求人情報とは違った仕事内容、労働環境
これは就職した後に分かることが多いですが、求人情報とは違った仕事をさせられることがあります。
希望する仕事を理解するため、一時的にやらなければならない仕事というのは実際ありますが、何か月もその仕事ばかりをやらされるのであれば、少し疑った方が良いかもしれません。
ただ、よく調べもせずに就職してしまったのであれば、それは自業自得なのでそうならないためにも企業研究はしておきましょう。
他にも求人情報には「にぎやかで、和気あいあいとして働きやすい」と書かれていたけど、実際はその逆なんてこともあります。
ハラスメントが多い
怒鳴ることが当たり前の職場だったり、セクハラが横行している職場である可能性があります。
「これはハラスメントじゃなく、お前のためだからな」と念を押してくる人もいますが、言われた本人が「ハラスメントだ」と感じてしまえば、言った人がどう思ってようが、それはハラスメントになります。
このようにハラスメントが横行している様な職場の可能性がありますので、耐えられそうになければ他の仕事を探しましょう。
給料が低い
求人情報には「最大年収○○万円」と書かれていたけど、実際には違うという場合があります。
「最大」なので1年目の人や平社員はもらえないと思った方が良いです。
「最大」の人は、めちゃくちゃ優秀な一部の人であったり、役職者だけ、みたいな部分もあるので額面だけ見て「こんなにもらえるの⁉」と飛びつかない様にしましょう。
また、自分の手取り額をしっかり把握しておかなければ「給料のほとんどを家賃に持っていかれて生活がままならない」なんてことになりかねないので、もし就職する場合は注意する必要があります。
求人情報だけで決めてしまわないこと
就活生
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企業からお金をもらって求人広告を作っているから、そういったことが起こってしまうのです。
しかし、広告を作っている側は企業から与えられた情報を編集して作っているだけで、求職者を騙そうなんて考えていないと思います。
全ての求人が嘘偽りという訳ではありませんが、企業と広告を作る側の関係性や背景を考えれば、あり得ることなのです。
だから、求人情報に頼るだけでなく自分で調べることが大切になってくるのです。
どのように企業を選べば良いか?
就活生
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“企業理念”という言葉がある通り、企業にも性格があります。
だから、ある人にとっては悪い人(企業)に見えても、ある人にとっては優しい人(企業)に見える、という様なことがあります。
サイトによっては、その企業の悪口しか書いていない(悪い書き方しかしていない)サイトもあるので、ネットの情報を全て鵜吞みにすると、正しい判断が出来ないこともあるので、利用の際には注意しましょう。
つまり、「この部分は自分にとって良いけど、この部分はちょっと…」といように1つ1つあげて、自分との相性を確認することが大切です。
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自分と企業の相性を見極める
100%自分と相性が良い企業は見つからないと思いますし、もしあったとしても就職できるかは分からないと思います。
ただ、「ちょっと我慢すれば他は自分にとってはプラスだ」という様に、バランスを取った見方をすれば、相性の良さそうな企業はいくつか挙げられるはずです。
あとは就職した後にどう感じるかなので、就活中はその基準をもって準備を進めることで、軸のある就活ができるようになると思います。
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【相性を見極めるためにチェックしておきたい部分】
- 企業理念(目標)
- 仕事内容(どんな人が求められているか)
- 就労時間(就労日数)
- 休暇(有給消化率)
- 職場の雰囲気
- 教育制度
- 勤務地(立地)
- 1年目の手取り(給料)
- 昇給制度の内容
- 研修期間中の社会保険の有無
- 残業の多さ(残業手当の有無)
- 交通費や住宅手当の支給の有無
その企業がどんな業界で、どんな人達を相手に仕事をしていくのかを知っておくのはもちろんですが、それに加えて以上のような部分も調べるようにするのがお勧めです。
企業のホームページや求人情報では分からない部分もあると思いますが、そういった部分は、他のサイトで調べたり、面接時に質問して確認を取っておきましょう。
企業研究は自分の守るための知識
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企業研究は“面接の対策”として捉えられることが多いですが、これから長い時間過ごすことになるであろう場所を決めるためでもあります。
他にも社会経験の無い学生にとって、社会を知るためであり、自分を守るための第一歩でもあります。
今はインターネットに沢山の情報があるので、そういったツールを存分に活用して情報を上手く使って、自分が希望する仕事で働けるようにしましょう。
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