「仕事は終わったけど、まだ誰も帰ってないから帰りにくい」
「先に帰ると何か言われるかも」
ーーそんな不安を抱えながら、今日も帰るタイミングを迷っていませんか?
実はその”空気”はあなたが思っているほど重くはありません。
この記事では、「気まずさ」にとらわれずに定時退社できるコツをお伝えします。
職場の空気で定時退社できない原因とは?
職場で帰りづらくなるのは、多くの場合「空気を読みすぎる」ことが原因です。
周りがまだ働いていると、「自分だけ帰るのは気まずい」「何か言われるかも」と不安になり、身動きが取れなくなります。
でも、ここで大切なのは、
「空気」と「実際のリスク」は別物だと知ることです。
「まだ誰も帰ってない」は“なんとなく流れている空気”
誰も帰らないのは、ただの「なんとなく」であることがほとんど。
みんなが「誰かが帰ったら自分も帰ろう」と思っているだけかもしれません。
つまり、あなたが帰っても、実は何も問題ない可能性が高いのです。
▶︎ プチ行動例
-
机をさっと片付け、自然な動作で「お先に失礼します!」と笑顔で言ってみる
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席を立った後は、余計なことを考えず、すぐに帰るモードに切り替える
「先に帰ると何か言われるかも」は軽やかに受け流せる
たとえ帰ることに対して何か言われたとしても、
深刻に受け止める必要はありません。
「帰る」という自分の選択を堂々と守ることが、自分自身への信頼にも繋がります。
▶︎ プチ行動例
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「このあと予定がありまして!」と明るく一言添える
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何か言われても「そうなんです~」と笑顔で流す(真剣に受け取らない)
真面目に返答するより、軽やかにかわした方が相手も深追いしにくいです。
「帰るのが怖い」ときは、自分の心と体を最優先にする
帰るのが怖いと感じたら、それは「無理をしないで」という心からのサインです。
周囲に気を遣うよりも、まずは自分自身を守ることを優先しましょう。
▶︎ プチ行動例
-
「今日も自分なりに頑張った」と言葉にして、自分をねぎらう
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帰り道に好きな音楽を聴きながらリフレッシュする
-
帰宅後に温かい飲み物を用意して、1日の緊張をゆるめる
定時退社できないリスクは想像以上に大きい
残業は、あなたの心身の健康を削り、会社にも影響を及ぼします。
- 公開資料やSNSで「ブラック企業」判定される
- 過労による休職や退職リスク
- スキルアップの機会を失うリスク
- 人間関係の悪化リスク
- 頑張るすぎる人だけに仕事が集中し、個人への負担がエスカレート
どれも「気まずさを我慢して帰れなかった結果」として、自分に跳ね返ってくるのです。
持ち帰り残業もしてはいけない
法律で残業時間が規制されると、会社も無視するわけにはいきません。
そこで、この法律が施行されてからは、会社側の対策として
- ノー残業デーの設定
- 定時になると社内全体が消灯、または、パソコンを使えないようにする
など、残業時間の上限を超えないように対策しています。
しかし、仕事量が減ることはないため、仕事が溜っていくのと同時に“仕事を自宅に持ち帰ってやる”という人が増えているようです。
この“持ち帰り残業”についても、世間ではいろいろと取り上げられていますがリスクが高いです。
例えば
・社外秘の資料を紛失してしまった
会社にとって大きな不利益を与えてしまった場合、会社から賠償を求められたり、職を失うことにもなりかねません。
・過労で倒れてしまった
「実は持ち帰り残業をしていた」ということが発覚してしまうと、会社のためにやったことなのに結果的に不利益を与える結果となってしまいます。最悪の場合、「退職」なんてことも…
以上のように「会社のためにやったことなのに、結果的に大きな不利益を与えてしまった。または、「体を壊してしまった」というようなリスクを持っています。
このようなことから“持ち帰り残業は絶対に行わないこと”を肝に銘じておいた方が良いでしょう。
残業を減らして定時に帰るための具体策
実際に「残業しないようにしよう」と意識をしていても、すぐに実現できるものではありません。
仕事の配分などがしっかりしている職場であれば、長時間残業は発生しないと思います。
しかし、そのようなマネジメント力がない職場であるならば、自分で残業しない能力を付ける必要があります。
例えば、以下の様な感じです。
【自分で出来る努力】
- タスク管理(まとめ記事→“タスク管理だけでも仕事がはかどる~定時退社をめざしてやれること~”)
- 単純作業をフォーマット化する(エクセルの関数やマクロを積極的に使ってみる)
- 机の周りを整理整頓しておく
- パソコンのショートカットキーをすこしでも覚える
【他人の力を借りる】
- 上司に作業工程を見直してもらう(提案する)
- 許されるなら外注サービスを利用する(もし検討するなら→ CrowdWorks(クラウドワークス))
残業なしの生き方は、自分を大切にすること
定時で帰ることで得られるメリットは、単なる「楽」ではありません。
- たっぷり眠って心身をリセット
- 副業や専門スキルを高める
- 家族と過ごす
これらはすべて、今後のキャリアや人生を守る「自己投資」になります。
健康を維持しやすい
終電近くまで働いていたり、会社に泊まり込みで仕事していると、
「寝不足」「倦怠感」が当たり前になってしまいます。
これは、体を壊すリスク(=働けなくなるリスク)を負っているということ。
健康を損ねてしまえば、どんな仕事も続けられません。
だからこそ、積極的に休息を取り、体と心を守ることが第一です。
しっかり休めば、結果的に仕事のパフォーマンスも向上します。
長く、良い状態で働くためには、自己管理が欠かせません。
“将来のための”勉強時間を確保できる
副業解禁が進み、これからは「1つの会社だけに頼る」時代ではなくなります。
会社に依存せず、自分自身のスキルで生きていくためには、
勉強や副業に充てる時間を確保しておくことが欠かせません。
しかし、お金を稼ぐこともスキルを磨くことも、簡単な道ではありません。
だからこそ、今のうちから
- 知識をインプットする時間
- 実績を積み上げる時間
をしっかりと確保する必要があるのです。
残業を減らすことは、未来への準備をするための第一歩。
▶︎ 副業に興味がある方はこちらも参考に:
【まとめ】残業なしは、自分を大切にする生き方
「まだ誰も帰ってない」「先に帰ると何か言われるかも」
そんな空気に縛られて、
本当に大切なものを後回しにしていませんか?
残業しないことは、ただ楽をするためではありません。
心と体を守り、未来の自分に投資するための行動です。
✅ 健康を維持して、毎日を軽やかに過ごす
✅ 自己成長に時間を使い、未来の選択肢を広げる
✅ 本当に大切にしたい人や時間を、ちゃんと守る
残業に奪われていた時間を、自分のために取り戻しましょう。
たった1日の「早く帰る」が、あなたの人生を少しずつ変えていきます。
今日も、自分を大事にする一歩を。
[…] 以前、会社でYESマンになってはいけない訳について書きましたが、補足的な前回記事→(会社でYESマンは奴隷になってしまう) […]