「嫌われる勇気」~人間関係に悩みを抱えている人に薦めたい~

 

アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)の「嫌われる勇気」について書いていきます。

「人はどうすれば幸せに生きることが出来るのか?」という部分に焦点を当てまとめます。

【目次】

    • アドラー心理学とは
    • 過去に支配されない生き方(抜粋)
    • 人間関係に悩んでいる人にオススメ

アドラー心理学とは

 

本書では「アドラー心理学」という言葉は以下のように書かれています。

アドラー心理学は、堅苦しい学問ではなく、人間理解の真理、また到達点として受け入れられる。

引用:「嫌われる勇気」より

この言葉は、以下のように分けると理解しやすいと思います。

  • 堅苦しい学問でない・・・心理学の権威が募って、難しい言い回しを使って議論するようなものではない。
  • 人間理解の真理・・・「人」という存在を理解するための真の考え方(見方)。
  • 到達点・・・「人間理解の真理」は「人」が「人」を理解するためのゴール。

つまり、アドラー心理学とは「単なる人を理解するための考え方であり、そして、人を理解することを目的としたもの。学問などのように堅苦しいものではない。」ということです。

過去に支配されない生き方(抜粋)

本書にこのような言葉があります。

「過去に支配されない生き方」

引用:「嫌われない勇気」より

これは、人生を「過去と現在」という視点で見たときの話で、この「過去と現在」を「結果と原因」に置き換えて解説されています。

自分を「過去と現在」で見た時、「過去の自分の行いが、現在の自分を形成している」と考える人が多いと思います。

つまり、過去が原因で今の自分(結果)が形成されているということです。

しかし、本書で書かれている「過去に支配されない生き方」には、すべてを「原因と結果」に当てはめるべきではないと書かれています。

例えば「過去の失敗を理由に行動できない人」がいたとしましょう。

僕自身の体験を加えて解説します。

僕が小学生2年生の頃、ある日の授業で「逆三角形とはなんですか?」と質問したことがあります。

特別な逆三角形ではなく単純に三角形が逆になった「▽」であったのです。

この時の先生は黒板に書かれてあった逆三角形を指し「これです。」と教えてくれました。

僕としては「なんだそのことか」と言う感じだったのですが、周りの生徒は違いました。

僕の質問が終わった後、数名がクスクスと笑いつつ、そんな中の誰かが「そのまんまなのに(笑)」と言っていたのを今でも覚えています。

それを気に僕は授業中に発表、質問することを極力避けるようにして過ごしてきました。

それは大人になってからも変わらず、分かっていても自分から発表することは決してありませんでした。

この経験をアドラー心理学で置き換えると「その過去の苦い経験から発表、質問できなくなったのではなく、発表、質問をしたくないから、過去の苦い経験を理由に発表、質問しない方法と取っているだけ」となるのです。

つまり、僕が取っていた行動は「過去の出来事を言い訳に行動しない選択をしている」ということになるのです。

本書では、この例を「幸せになる勇気」としています。

自分が幸せになれる要因が目の前にあるのに、これまでの自分(過去の自分)を考えて、その幸せに手を伸ばそうとしない(行動しようとしない、失敗を恐れる)人が多くいることを指しています。

つまり、自分自身が今不幸であると分かっていても、幸せに手を伸ばすことを恐れている(変化を怖がっている)ということです。

だから、幸せになるためには、まず自身が不幸であっても現状を維持しようとしてしまっていることを認識しなければならないということです。

本書ではあらゆる場面を例に挙げ、アドラー心理学を理解しやすいように書かれています。

そのおかげで、先ほど僕自身の過去を例にアドラー心理学の解説を書けたのは、アドラー心理学を(全てではないですが)理解したからです。

この様に様々な視点からの解説が書かれています。

人間関係に悩んでいる人にオススメ

自分が幸せになるきっかけと共に本書にはこう書かれています。

われわれは「他者の期待を満たすために生きているのではない」

引用:「嫌われない勇気」より

仕事で人間関係に悩みを持っている人は多く、これが原因となり会社を辞めることを決意する人も多いです。

時として人の期待に応えたいという思いは力となりますが、強くなりすぎると逆に重荷となり大きなストレスを抱えてしまうことになります。

他にも、人の顔色を気にし過ぎる、上司や先輩の言葉に怯えている、など仕事上の人間関係の悩みは人それぞれです。

繰り返しになりますが「われわれは、他人の期待を満たすために生きているのではない」のです。

上手くバランスを取る術として、仕事上の人間関係のストレスと上手く付き合っていきましょう。

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