疲れたサラリーマン
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仕事で失敗が続いたり、競争で負け続けたりすると、どうしても自身が無くなっちゃいますよね。
上手くいかないことが続いてしまうと自尊心が低くなり、前向きな考え方をするのが難しくなってきます。
そうなるとあらゆる行動が億劫になったり、考え過ぎで作業が遅くなったりして、仕事にも支障をきたしてしまうこともあります。
このページでは、そういった状況にある人へ、自尊心の大切さ、そして、自尊心が低くなってしまった時の回復法をお伝えします。
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自尊心とは
自尊心とは、“自分に対して肯定的な気持ち”のことを指します。
例えば、何かで失敗しても「自分はなんてダメなんだ」というように自分を責めるような考え方はせず、その失敗したことも含めて「そうか、今の自分では力不足だったんだな仕方がない。次があれば頑張ろう」と、今の自分をありのまま認めてあげることです。
自尊心が低いと、自分を責めるのがクセになってしまい、自分自身で頑張る気力・体力を削いでしまいます。
次第に自分の言動に自信を持てなくなったり、自分に関わるものを否定的に捉えるようになり、最終的に何に対しても無気力になってしまいます。
酷くなると鬱病にもなってしまう可能性もあるのです。
自分がやったことに対しては認めてあげる
謙虚な姿勢を持つことは素晴らしいことですが、自分がやったことを否定せず、しっかりと自分を褒めてあげましょう。
日本では謙虚さは美徳とされていますが、良い結果が出れば素直に喜び、ここまで頑張った自分を褒めてあげることが大切です。
例え失敗したとしても、まずはここまで頑張った自分を褒めてあげ、失敗は次に活かせば良いのです。
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どんな時に自尊心は低くなるか?
自尊心は、自分を責め続けると低くなってきます。
そういう人はきっと真面目で、出来ない自分が許せなくて仕方ないのだと思います。
しかし、世の中には完璧な人はいません。
それが分かっていても自分の失敗が許せない人は次のことを意識してみると、少し余裕を持った自分になれるかもしれません。
ハードルが高過ぎる
自分を責めることが多いのは、そもそもの設定が高過ぎるのかもしれません。
周りにすごく出来る人がいると、自分と比べてしまって落ち込んでしまうことは良くあることです。
その人を目標にすることで頑張れるなら良いことですが、逆であれば比べることを止めるべきです。
自分には自分の得意な部分があると思いますので、そちらをしっかりと伸ばすことに注力しましょう。
会社は力を補い合うための組織でもあります。
何でも上手く出来ると羨ましくなりますが、その人と自分は違うことを正しく理解して、役割を果たせるように努力をしていくことが大切です。
否定が多い
ちょっとしたことで「自分はなんてダメなんだ…」と考えていませんか?
本当は大したことではないけど、失敗したことに過敏になっていている可能性があります。
失敗してしまったことは仕方がありません。
落ち込むことも時として必要ですが、大切なのは失敗を次の成功につなげることですので、気持ちを切り替えて行動していきましょう。
自尊心が低い時が続くと悪循環が生まれる
自尊心が低い状態が続くと、いつからから自分自身を否定するようになります。
そうなってしまうと“否定”が24時間付きまとう状態になってしまうので、辛い日々を過ごすことになります。
妄想で苦しむようになってしまう
自分のことをダメと決めつけてしまうと、なかなかポジティブな考え方はできません。
加えて自分を否定し続けると、「あの人は絶対、自分のことをバカにしている」「役立たずと思っている」という様な妄想が頭の中を埋め尽くします。
そうなると他人と何かをすることが難しくなってしまうこともあります。
言われていもいないことを勝手に考えて落ち込んでいては、相手にも失礼です。
だから、変な妄想はせずに自分の仕事に注力しましょう。
「どうせ」が増える
自尊心が低くなると「どうせ頑張ってもダメだ」と諦めながら作業することになります。
そうなると良い結果が出にくくなるので、色々と上手くいかないことが続くと思います。
そうなると更に「自分はやっぱりダメだ」と自分を責めてしまうようになるので、これもまた悪循環を生んでしまいます。
「どうせ」と思わず、「この作業は自分が完結させる」という様に気持ちを持ち続けることが結果的に良いパフォーマンスを生むことに繋がります。
自尊心が大きく失われる環境・人間関係からは離れること
自尊心を育むには小さな成功体験を自分に感じさせてあげることが大切です。
しかし、周りの環境を変えなければ、自尊心を育むのが難しい場合もあります。
その場合は「逃げ」の選択をとっても良いと思います。
例えば周りの人が必要以上に貶してきたり、マウントを取ってきたりする環境であれば、せっかく回復しつつある自尊心を潰されてしまうことになります。
このような環境では、自尊心は失われていく一方です。
反骨精神を持っている人であれば、悔しさなどを力にすることが出来ると思いますが、誰もが持っているわけでもありませんし、自尊心が失われた状態にはただの追い打ちです。
そういった人たち、環境から距離をとったり、回復のために自分の周りの環境を変えましょう。
自分の時間を持つようにする
いきなり周りの環境を変えるのは非常に難しいと思います。
しかし、人と会う時間を減らし、自分の時間を増やすようにすると意外とガラッと変わります。
人と関わる時間が減ると、置いてけぼりにされたような気持になって、少々不安になるかもしれません。
でも、その分だけ自分に対して時間を使ってあげることが大切です。
例えば、部屋の模様替え、料理や掃除、趣味や資格勉強など、身の回りのことや、自身のためになることに時間を使うようにしましょう。
こういった自分のことは、小さな成功体験を得るのに打って付けの方法です。
「週末を無駄に過ごしてしまった…」と考えてしまうとなれば、また自分を責めてしまうことになります。
そうならないためにも自分のことに時間を使ってみましょう。
まとめ:自分を健全に保つことで新しい関係も生まれる
自尊心を失ってしまうとなかな良い結果は得られません。
他人からの評価で傷つき、最終的には自分自身を傷つけてしまう。
周りの環境が自尊心を失いやすい環境であるなら、自分を含め変えていくのが良いです。
自分を健全に保つためにどういったことをすれば良いかを考えて行動することで、新しい関係も生まれます。
すぐにとはいかないと思いますが、確実に前と違った自分になっていけると思います。
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