若手が育つ前に次々と退職してしまう会社ってありますよね。
新卒や若めの新入社員が早々に会社を辞めていく理由として、労働条件が良くなかったり、人間関係が上手くいってなかったりとありますが、これらは大まかな部分で囲っているにすぎず、退職理由は本人にしか分からないものです。
「現状では、これ以上改善しようがない。」と思っている人もいるかもしれません。しかし、改善し忘れている部分があるとすればどうでしょうか?
このページでは、若手社員の退職を防ぐための見落としがちな改善点をお伝えしてきます。
制度だけを整えても足りない理由
まず誤解をしないでほしいでのですが「制度が整ってない方が良い」という訳ではありません。そして、制度が100%整ってなければいけない訳でもありません。
つまり、それは制度とは別の大切なことです。
それは“職場に日々飛び交っている言葉”です。
もし、自分がいる職場が日々交わされる言葉が攻撃的なものであったり、誰かをけなす様な言葉ばかりが飛び交う場所である場合、長く居ようと思いますか?
おそらく長居はしたくはないはず。
ダメージを受けやすいのは若手や優しい人
この様にあまり良くない言葉が飛び交っている職場で、ダメージを受けやすい人は若手や優しい人です。
その理由としては、若手や優しい人は“標的になりやすい”から。
この良くない言葉の大半は立場が有利な人が発していることが多く、その矛先はそうでない人だったりします。
「こいつには言いやすい」「言っても問題ない」「言っても何も言い返してこない」「言っても大丈夫」という軽い気持ちから矛先が向けられやすいのです。
「コミュニケーションのため」と思っている人がいますが、残念ながらこれはコミュニケーションにはなりません。
ただ、その人をけなし、傷つけて面白がっているだけです。
そんな職場で人は長く耐え続けることができると思いますか?
おそらく耐え切れずその場所から逃げ出そうとするでしょう。もしくは、耐え続けた故に病にかかり倒れる、なんてこともありえます。
矛先は1つではない、集団リンチと同じ
こういった職場である場合、矛先を向けているのは1人ではありません。「俺1人が言ったところで」という考えは間違っているといえるでしょう。
そのような職場にあるのであれば、職場全体がその人へ良くない言葉を浴びせているはずです。これは集団リンチと同じと言えるのではないでしょうか?
これが多ければ多いほど、その人が受ける1日で受けるダメージは大きくなり、その分だけ会社を去るのは早いでしょうし、我慢すれば病にかかるのは時間の問題でしょう。
空気を読むを間違えてはいけない
誰かが軽々しい攻撃的な言葉を受けているからといって、同じようにその人を軽々しく攻撃して良いことにはなりません。
誰かが頻繁にけなされているからといって、同じようにその人を頻繁にけなしては良いことにはなりません。
確実に言われている人は傷ついています。顔が笑っていようとも何とも思っていないような顔をしていようとも、確実にその人の心は傷ついています。
もし、矛先を向けられる人が周りにいて、今の自分が矛先を向ける立場であり、改めなければならないと感じたのであれば、ぜひ今からでも考え直すことをお勧めいたします。
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