こんなふうに感じていませんか?
- 「仕事がつらいけど、何に悩んでるのか自分でもよくわからない」
- 「このままでいいのかなって、ふと不安になる」
そんなふうに感じる瞬間、誰しもあるのではないでしょうか。 私も過去に、仕事に対して常にモヤモヤしていて、「なんでこんなに疲れてるんだろう」と思いながら、原因が分からず空回りしていた時期がありました。
でも、あるときふと「何に悩んでいるのか」を書き出してみたんです。 すると、意外にも自分の心の中にある『悩みの正体』が少しずつ見えてきて、少しずつ解決に向かって動き出せるようになりました。
この記事では、よくある仕事の悩みをジャンル別に整理し、原因と解決策を一緒に考えていきます。
1.給与や収入に関する悩み
「頑張っているのに、これだけしかもらえないの?」そんな不満は、多くの人が抱えがちです。
では、どの部分から見て「自分は低賃金で働かされている」と感じているのでしょうか?
よくある悩み
- 同年代より給料が低い気がする:学生の頃の友達との会話、身に着けている物など
- 手取りが少なくて生活がギリギリ
- 将来が不安で貯金ができない
解決のヒント
1. まずは現状を把握する
国税庁などの統計をチェックして、自分の収入が平均と比べてどうかを知るだけでも視野が広がります。
参照:【国税庁公式データ】令和5年分の民間給与実態統計調査結果
2. 収入アップの選択肢
- 昇給・昇進を目指す(そのために必要なスキルを洗い出す)
- 副業を始める(在宅ワークやブログ、スキルシェアなど)
- 働き方を見直す(フリーランス・転職も視野に)
体験談:
私は以前、毎月ギリギリの生活を送っていて、貯金ゼロの状態が続いていました。そこで転職を決意し、最初は派遣社員としてダブルスワークで日銭を稼ぎながら生活していました。契約社員を経て、今は縁があって、個人で仕事をもらって生活をしています。
会社の将来や経営状態への不安
「この会社、大丈夫なのかな…」そんな不安を感じたことはありませんか?
もし、会社の将来が危ういと感じる部分があれば、転職もしくは独立を視野に入れて動く必要がでてきますので、多くの判断材料が必要となってきます。
兆候の例
- ボーナスの突然のカット
- 新入社員がすぐに辞めていく
- 社内の雰囲気が怪しい・慌ただしい
解決のヒント
1. 情報を集める
会社のIR情報、口コミサイト、ニュース、転職サイトなどで客観的なデータを収集しましょう。
2. キャリアの選択肢を持つ
万が一のために、転職エージェントに登録しておく、副業を始めておくなど、次の選択肢を用意しておくことで心の余裕が生まれます。
3. 生活防衛資金の準備
転職先が決まる前に退職することも考えて、しばらく働かなくても生きていけるぐらいの資金は準備しておいた方が良いです。
この行動準備だけでも心の負担はグッと減ります。
人間関係の悩み(上司・同僚・部下)
仕事の悩みの多くは、実は人間関係に集約されることも。
よくある悩み
- 上司と話が噛み合わない
- チーム内で孤立している気がする
- 後輩が言うことを聞いてくれない
解決のヒント
1. 話す内容を整理する
会話が苦手でも、事前に紙に要点を書き出すだけで、伝わり方が変わります。
2. 信頼できる人に相談する
社内に相談しづらければ、外部のキャリアカウンセラーに相談するのも手です。
3. 環境を変える
どうしても合わない場合は、異動・転職という選択肢もあります。
評価ややりがいに関する悩み
「こんなに頑張っているのに、なぜ評価されないんだろう?」「仕事へのやりがいがない」と感じたことはありませんか?
そんな考えが浮かんでいる時は、自分が今の仕事に対しての価値や意味を見いだせていない状態ではないでしょうか?
そんなモヤモヤした状態をずっと抱えているのは良くありません。
まずは原因を見つけるところから始めてみましょう。
解決のヒント
1. 自分の仕事がどう役立っているかを上司に伝える
自己PRではなく、報告・共有という形で実績を「見える化」しましょう。
2. 評価される人の行動を観察する
どんなタイミングで発言しているか、どんな成果を出しているか、観察してみましょう。
3. 仕事で活かせそうなスキルを身につける
仕事を効率化するためのスキルや資格を検討してみましょう。
仕事量・残業・通勤の悩み
よくある悩み
- 残業続きで疲れが取れない
- 朝の満員電車がしんどい
- 家に帰ると何もする気が起きない
解決のヒント
1. タスク管理を見直す
優先順位・締切を決めて進めることで、時間に余裕が生まれます。紙でもアプリでもOK。
2. 勇気を出して定時退社
残業は評価される時代ではなくなりつつあります。「早く帰る文化」を自分から発信してみましょう。(それで評価が低くなるようならば、転職を検討しましょう)
3. 通勤時間を減らす選択
引越し・リモート勤務・職場の変更なども視野に入れましょう。
お金だけではなく、自分の体力と時間も踏まえて検討することが大切です。
パワハラ・セクハラ・精神的ストレス
もし心をすり減らすような環境にいるなら、我慢しすぎず早めに動くことが大切です。
解決のヒント
1. 記録をとる
言われた言葉・態度・日時を記録しておくと、後から相談しやすくなります。
2. 第三者に相談する
社内の窓口、労働局、外部の専門機関など、信頼できる相談先を探しましょう。
体験談:
録音と日記を残しておいたことで、上司に相談する際にスムーズに話が進み、部署異動につながりました。
「なんとなく不安」を見える化してみよう
頭の中にあるモヤモヤは、書き出すことで整理できます。
具体的な方法
- 何に悩んでいるのかを書き出す
- 不安に感じることをランキングにする
- その悩みに点数(ストレス度)をつける
見える化することで、「今の自分が何に一番困っているのか」が明確になり、解決策を見つけやすくなります。
おわりに:悩みは必ず軽くなる
どんな悩みも、放っておくとどんどん重たくなっていきます。 でも、言語化して小さく分解していくことで、1つずつ解決していくことが可能です。
すぐにすべてが変わるわけではありません。 それでも「自分の悩みを自分で見つけられた」ことが、きっと次の一歩につながるはずです。