高額な商材やセミナーを購入してしまい、お金が無くなってしまったという話をよく聞きますよね。
販売経路は「infotop(インフォトップ)」という商材販売サイト、近頃はLINE、Facebook、TwitterなどSNSを使った営業(勧誘)などが多いようです。
さらに情報商材は「説明を良く読んで購入した」とされ、クーリングオフの対象になりにくいということも聞きます。
こういった被害は特に「儲かる」と謳ったものに関してが多いようです。
これらについては、国民生活センターの資料をご覧ください。(特集 儲けを謳う情報商材のトラブル)
このページでは、実際に購入したことも踏まえて、高額な商材やセミナーの購入する際の注意点をお伝えします。
買った時の心理状態
高額な商材やセミナーを購入した人は色々なことを考えて、覚悟を決めて購入したと思います。
私自身も覚悟を購入したのですが、どれも失敗に終わっています。
今となっては「こんな買い物しなくても…」「これに使わなければもっと貯金できていたのに…」といった後悔の気持ちが強いです。
購入した当時の私の立場と心理状態は以下の通りです。
- ブラック企業に勤めていた&契約社員であった
- 仕事が辛く会社(組織)では働けないと思っていた
- 今の状態から抜け出したいという気持ちが強かった
- 金銭面の将来的な不安があった
会社や組織などで働ける気がしない不安、将来的な不安が商材を買う大きなきっかけになったと思います。
こういった人は気を付けよう
私と同じような境遇にいたりする人はもちろんですが、その他にも以下のような点にも注意した方が良いと思います。
- (買うにしても)やる時間を作れない人
- 一発逆転的な思考を持っている人
- 営業に促されるまま物を買うのが多い人
- (買うと)預金がマイナスになる・余裕がなくなる人
「これで稼いでいく!」とその時は思っていてもその商材をやる時間がなければ意味がないですし、収益化されるとしてもすぐに結果は出ないと思います。
また、預金に余裕がない時は絶対に買わない方が良いです。
勧誘してくる人の中には「クレジットカードで支払えば問題ない」と言ってくる人もいますが、それは借金になりますので、かなり余裕がなくなってきます。
さらに「この商材で稼げば大丈夫」や「この商材やればすぐにペイできる」という言葉を使ってくる相手はかなり警戒した方が良いです。
稼げるならわざわざ営業をかけずに自分でやれば良いはずですから。
これまでに商材に使った金額は?
実際に商材の内容と使った金額、そして、その商材のおかげで稼げた金額をお伝えします。
結論から言えば、購入した本人としては正直必要なかったと思います。
商材の内容とそれぞれの金額
私がこれまでに購入してしまった商材と金額は以下の通りです。
- バイナリー:30万円
- ブログで稼げる系:30万円+50万円
- 物販系:約23万円
合計で約130万円です。
バイナリーは購入してしばらくして、特設サイトなどは消え去っていました。
ブログで稼げる系は、セミナーとかはやってるみたい(時々誘いが来る)で、質問等もLINEで受け付けたりしているみたいです(最近は誘いがあんまり来ない)。
物販系は上手いこと話しに乗せられて、その場で契約してしまい、あとですぐ解約の申し出をするにも、サインした契約書に1年間は解約できないことになっていて、ただ一年間支払い続けただけになりました。
回収できた金額は?
自分の確認不足という点もあったのですが、今思えば「何かで早く稼がなきゃ」と焦っていて話を聞いて(営業に乗せられて)購入という感じになっていたのだと思います。
完全に思考が停止していた状態だったと思います。
合計で約130万円が財布から出ていったのですが、返ってきたのは0円です。
もっと言うとバイナリーで負けてたりしたので更にお金が飛んで行ってしまっています。
高額な金額を払わなくても学べる
繰り返しになりますが、結果的に買った以上のものは得ることが出来ませんでした。
ブログで稼げる系と物販系は、しっかりやれば稼げたかもしれません。
なぜなら、そもそも私はセミナーなどに行く時間は取れていなかったし、当時精神的に辛いことが多く、勉強する気力もありませんでした。
ただ、それらのことを除いても、こんな高額な商材を買う必要はなかったと思っています。
今はオンラインで学習サービスで数千円~数万円でしっかりと学べますし、何十万円もした商材の内容はYoutubeやその他のサイトで無料で公開されています。
いづれにしても「あんな高いお金を払うんじゃなかった…」という思いだけが残りました。
稼げる系は敬遠した方が良い
私の場合「自分で稼いで自由を手にしましょう」的な“稼げる系”の言葉に踊らされてしまったのですが、その類には手を出さない方が良いと思います。(稼げる系は誇張されたような宣伝が多いので、つられてしまう気持ちも分かります)
決して情報商材が悪というわけではありません。
本屋さんなどで売られている技術系の本だって情報商材にあたりますし、中には本物もあるかもしれません。
何が問題なのかというと「支払ったお金に対して自分にどれだけのものが得られたか」によると思います。
稼げる系は、高額な割に稼げない、稼げる保証がない(という当たり前ですが)という不確定要素があり過ぎる上に失うものが大きいのです。
だから、“稼げる系+高額”な商材は敬遠しておいた方が良いと思います。
オンライン学習サービスでコツコツとやっている
結果的に私は失ったものが大きかったのですが、今は地道にオンライン学習サービス(Udemy)を使って新しい技術を身に着けようとしています。
金額は7コース(情報セキュリティ系、Webデザイナー系、プログラミング系、イラスト系、)合計で約1万円ちょっとだと思います。
毎日1時間ほどやっていて、休みの日は演習系をがっつりやるので平日よりもちょっと勉強している感じです。
今はこのサービスで興味のある分野のコースを買ってコツコツとやっています。
私が利用しているUdemyについてはこちらの記事にまとめています。
公式サイトはこちら
世界最大級のオンライン学習サイトUdemy
まとめ:手ごろな商材で十分学べる
情報商材での失敗談をお伝えしてきました。
買った商材が本物だった可能性もあり、自分の力不足だった部分もあるかもしれませんが、残念ながら私には一瞬でお金が吹き飛んでいった結果だけが残ってしまいました。
この記事を読んでいる方は、ぜひ私を反面教師としていただきたいと思います。
お金に余裕がない時にわざわざ高いものを買う必要はありません。
借金も抱えずに済む金額で学べる場はあるので、学ぶならぜひそちらで学んでほしいと思います。