「職場の人の雑談が多くて、しかもそれが悪口だったり、愚痴ばかり。話に交わりたくないけど、話に入らないと他の人から、どんなふうに思われるか怖い」という感じで職場の人との関わり方で悩んでいるのではないでしょうか?
結論から言うと、その話の内容が苦手なことであれば、無視しても大丈夫と思います。
結論だけでは不安が残る人もいると思いますので、無視しても大丈夫な理由を詳しく説明していきます。
普段は他人とどのくらいの距離で接しているかを考える
例えば、自分にマイナスの影響を与える人との関係が仕事の関係でなければ、今の自分はどうしているでしょうか?
恐らく自分にとって丁度良い範囲で距離を置いていると思います。これと同じように仕事上の付き合いでも、プライベートの人間関係と同じような距離の取り方をすることが、今回の悩みを解決する一番の方法かと思いわれます。
聞いてあげること自体は悪いことではないが・・・
注意点として、“絶対に無視をしろ”という訳ではありません。場合によっては、その雑談を聞くことが自分にとって良いことだってあります。
有用な情報が得られるのは、意外と雑談からだったりするからです。「だからこそ難しい」と感じている人もいると思います。
聞く・聞かないの基準は人それぞれですが、あえて基準を設けるなら、その時の自分にその余裕があるかどうかだと思います。
例えば、急ぎの用事がある場合は、時間に余裕がないでしょうし、自分も嫌な思いをしたばかりであれば、心も余裕がない状態だと思います。
そんな状態では、雑談や愚痴に耳を傾けることは難しいと思います。
だから、その時の状況を冷静に判断し、他に聞き手がいそうなら、わざわざ自分がそこに交わる必要はありません。
今は本当に急がなければならない状況ならば、一言「ごめん!」と言って、仕事に集中することです。
そういった、判断を普段からしていけば、その時々のストレスから解放されると思います。
人間関係を整理し、ストレスを減らす
人間関係の悩みを解決するには、人間関係を整理することです。
雑談や誰かの愚痴が始まっても、そこに参加しない頻度を少しずつ増やしていったり、苦手な人と関わる頻度を極力避けたり、方法は様々です。
最初は雑談に参加しないことへの恐怖心や、相手を避けるという申し訳なさ、など複雑な気持ちが湧いてくると思います。
しかし、このようにストレスを感じている人との距離を測ることを覚えなければ、今の苦しい状況からの脱却はかなり難しくなると思います。そのためにも、しっかりと自分の人間関係を整理をしていくことが重要になります。
仲間外れになる恐怖を払しょくする
「雑談等に交わらなければ仲間外れにされる」という可能性はあります。
しかし、少しの勇気を出せば、仲間外れにされたことを気にすることもないと思います。
自分の中の人間関係の整理がついた後は、これまで苦手だった人との時間は、かなり減り、必要な時以外は話さなくなっていると思います。また、相手はなんとも思って可能性だってあります。
お手伝いは最後まで出来そうな余裕がある時だけに
助け合いは素晴らしいですが、助けることが出来るのは自分に余裕がある時でなければ難しいです。
中途半端に仕事を手伝うことは、かえって迷惑になることもあります。
状況にもよりますが、そのお手伝いは最後まで出来るかを判断してから手伝うようにすることをお勧めします。
まとめ:依存せず適切な距離感をもって接すこと
仕事で人間関係を良くしておくことは、仕事を円滑に進めるためには必要なことです。
しかし、マイナスの面が大きいようであれば、良い人間関係とは言えません。
例えば、悪い人間関係は仕事を遅延させることにもなりますし、自分自身のストレスも増えてしまいます。
そうならないために人との距離感を適切に保つ必要があります。ただし、一長一短にはいきません。
逆に良い人間関係を持つことができれば、適切な距離感をもちつつ接するこができれば、仕事を円滑に進めることに繋がりますし、余計なストレスを抱える必要がなくなると思います。
自分のストレスを増やさない程度に、適切な人間関係を構築するのはかなり困難ですが、自分への投資に近いかもしれません。